選ばれる理由

REASON

歴史を知る

私たちの歴史は、創業者の徳永春穂が、戦後の焼け野原の中で悠々と泳ぐこいのぼりに心を打たれ、その姿を描いたことから始まります。私たちは創業から培った伝統と革新を大切に歩み続けます。
1947
日本画家・徳永春穂によって創業。
和紙、手描きの鯉のぼりの製造を始める。
1961
欧米各国へむけてこいのぼりの輸出を始める。
1974
法人化をはかり『有限会社徳永』を設立。
1984
『株式会社徳永こいのぼり』に改組。
1985
ロサンゼルス国際見本市に出展。日本の伝統美鯉のぼりは来館者の目を引く。
徳永鯉250万匹を突破する。
1990
上海に中合併企業(上海徳永飾品有限公司)を設立。
<400万匹達成>
錦鯉をモチーフにした"京錦"を製品化、発売。
1992
第32次南極観測隊により"京錦鯉"が南極の空に揚げられる。
外国隊の基地訪問がたえなかったという。
1993
第76回ライオンズクラブ国際大会がアメリカ北部、ミネソタ州ミネアポリスにおいて開かれた。この大会には世界73ヵ国から代表が集い、まさに国際大会にふさわしい内容でした。日本は、恒例のオープニングパレードともいえる「ライオンズインターナショナルパレード」では、みごと優勝した。日本らしさを…と手に「徳永鯉」を携えてパレードしたもので民族色の濃い趣向に人気が集まった。
1996
パリ在中の日本人デザイナー荒川真一郎氏の手により。
'96パリコレクションに出品。鯉のぼりが世界的なファッションショーを通して鮮烈にアピール。
1998
創立50周年を迎える。50周年記念鯉「太陽」を発売する。冬季長野オリンピックに"太陽"を寄贈。
2002
オランダの花博、フロリアードに出展。
撥水加工を施した"慶祝の鯉 吉兆"を発売。
2003
第1回 パリ・鯉のぼり2003に参加。
トルコにて、吉田重信氏らによる現代美術展覧会[鯉のぼり計画]が開催された。
撥水加工を施した"薫風の舞い鯉 風舞い"を発売。
2004
業界初、撥水加工を施した"極上山水 龍虎之図幟"を発売。
2005
第3回 パリ・鯉のぼり2005に参加。
"室内飾り鯉のぼり 京錦"を発売。
東京・上野の東京国立博物館で「鯉のぼり」をテーマにしたファッションショーが開催された。
2005
総理官邸 「風舞い」こいのぼり掲揚 ~毎年掲揚
2008
第6回 パリ・鯉のぼり2008に参加。
2013
長嶋茂雄さんと松井秀樹さんの国民栄誉賞の授賞式が5月5日に東京ドームで開催され、「吉兆」鯉のぼりが参加。
2014
羽田空港に鯉のぼりを展示。
2018
ミッドタウンにて
大型鯉のぼり製作。
2018~現在までクリエイターデザイン鯉のぼり製作。
2021~
日本の三大庭園のひとつである岡山の後楽園。園内の中央にある沢の池に、吉兆が展示されました。
気持ちよさそうに遊泳するこいのぼりの姿を、訪れた方々に楽しんでもらえました。
2021~
広島カープの限定発売鯉のぼりの製造
2023~
ソフトバンクホークスこいのぼり製造
2023
徳永こいのぼりメタバースOPEN。
3D空間で鯉のぼりの魅力を体感

繊細で美しい日本画が生きる
ハイレベルなデザイン

徳永こいのぼりの代表的なこいのぼりの絵柄は、上品で絢爛豪華な日本画が原点です。美人画で有名な伊東深水に師事し、岡山を代表する日本画家となった創業者の徳永春穂。現在も彼の原画をもとにデザインを作成しています。本物を見極め、技を磨き続けた創業者・春穂の精神は、創業から75年を超えて職人たちの間に変わらず継承されています。

伝統技術を受け継ぎながら
新たなかたちを創造

春穂が描く原画を忠実に再現し、伝統の染め技術を用いて色鮮やかに上品な絵柄を引き立てています。泳いだ時に一番美しく見えるようデザインと色にこだわり、材料を厳選し、一点一点を丁寧な縫製で仕上げています。一般的なデザインに影響されることなく、独自性のある商品を追求しながらも、時代が求める新たな製品づくりへも挑戦しています。

素材の進化でさらに
“泳ぎやすいこいのぼり”へ

古くは紙製のこいのぼりからやがて綿生地となり、時代の流れとともにナイロン生地、ポリエステル生地へと進化しています。こいのぼりの泳ぎやすさが増すのはもちろん、お手入れのしやすさや高い耐久性で品質も常に向上を続けています。素材の問題点を改善しながら、美しさを保つための技術革新にも取り組んでいます。

空に映える、徳永レッド

空というステージでいかに美しく映えるか。悩み抜いた末に生み出したのがTokunaga Red。日本古来の朱赤を基調とする、他にはない色彩が空を美しく彩ります。

風と泳ぐ、そよかぜライン

日本画の繊細でやわらかい曲線を生かすため、手作業で丁寧に裁断します。Soyokaze Lineには、優美にのびやかに泳ぐための工夫や細やかな配慮も隠されています。

伝統と革新の技術

TRADITION AND INNOVATION

鮮やかで美しい色柄を表現する
伝統的な「手捺染」

シルクスクリーンによる伝統の手捺染を採用し、日ごとに変わる気温や湿度から職人が適切なタイミングを図り均一に染め上げています。
生地であるポリエステルと分散染料の組み合わせは馴染みやすく、発色の良さと、美しい原画の魅力をそこなうことなく繊細に再現できる点が最大のメリットです。また手捺染はインクジェットに比べて色褪せに強く、美しさを長く保ちます。さらにアルミ金箔加工が可能なのでデザインの幅も広がります。

業界初の撥水加工を開発し
耐久性の高い製品づくり

試験を何度も繰り返し、1995年に業界初となる撥水加工を開発・発表しました。水をはじき雨に強く汚れもつきにくくなるなど、扱いやすさを実現し耐久性の高い製品を提供できるようになりました。
また、自信の「ジャガード織」のほか多様な織り加工を施しております。
生地に模様を折り込む「ジャガード織」は、時間もかかりコストも高めですが、こいのぼりが泳いだ際に浮き出る文様がたいへん美しく空に映えます。「桐竹鳳凰と麒麟」の文様の入ったジャガード生地は、徳永こいのぼりのオリジナル文様です。そのほか多様な織り加工でさまざまなニーズに対応しています。

昔からある美しさも
今を映す美しさも
大切にするデザイン

創業者の日本画家 徳永春穂による原画をもとに、型職人がシルクスクリーンの型に再現したものからデザインを作成しています。昔ながらの美しさを大切にしながら、時代のニーズにマッチしたデザインにもチャレンジしています。